障害を持つ方が就労するためのサポート制度の1つが、就労移行支援です。
サービスを利用してみたい、と考えた時にどのような流れで利用を開始するかを詳しく解説していきます。
ただし、お住まいの地域によって細かい部分は違うこともあるので、詳しくは最寄りの障害福祉課などへお問い合わせください。
就労移行支援の利用までの流れ
まず、通える場所にある就労移行支援事業所を探す
役所の障害福祉課などに相談したり、インターネットサイトを利用して検索したりすることで、就労移行支援事業所がどこにあるかを探すことができます。通える範囲内にある事業所を見つけましょう。
見つけた就労移行支援事業所を見学する
通えそうな事業所を見つけたら、どのような雰囲気かをチェックしに実際に見学に行きます。プログラム内容や実際に活動している利用者の様子をチェックすることで、自分のイメージに合っているかを確認することができます。
事業所を比較し通う場所を決定する
近くにいくつか事業所があるなら、自分のイメージに合った場所を比較し実際に通う場所を決めましょう。特定の障害に重点を置いた事業所も存在しているので、あった場所を選ぶのがおすすめです。
受給者証の申請をする
お世話になりたい就労移行支援事業所が決まったら、住所のある行政窓口に就労移行支援を利用したいことを相談し、必要な書類を揃えて受給者証の申請を行います。
障害福祉サービス受給者証の取得は、申請してから約1〜2ヶ月ほどかかるのが一般的だと言われています。
事業所と利用契約をする
障害福祉サービス受給者証が発行されたら、就労移行支援事業所と契約を行います。契約できれば、そこからはサービスを利用して様々な支援を受けながら就職を目指しましょう。
受給者証を受け取るまでの詳細
障害福祉サービス受給者証を申請してから支給されるまでの流れを説明します。まず、利用の申し込みをしたら認定調査が行われます。認定調査は、自治体の担当者が利用者から意向を伺ったり環境の把握を行うことです。
このあと、利用者本人か指定特定相談支援事業者がサービス等利用計画案を作成し、提出します。これらが確認されたら、暫定支給が決定します。
サービスが適切かどうかの判断のため一定期間就労支援を行い、実際に体験し追加サポートなどを決定します。こちらの体験は、最長2ヶ月となっています。
最終的に、これらの様子を踏まえ個別支援計画を作成し、受理されるとサービス内容が利用者に通知され、受給者証が交付される流れです。