就労移行支援を利用したときの1日のタイムスケジュールは?よくある1日を解説

障害者のための就職のサポートをする制度が、就労移行支援です。
前向きに一般企業での就職を希望していて、就労移行支援を利用して働くためのスキルを身につけたい、と考えている方は多いかもしれませんが、実際どのような流れで生活をしているのか気になったので調べました。

こちらの記事では、就労移行支援を利用している方のよくある1日のスケジュールをまとめます。

就労移行支援の1日のスケジュール

就労移行支援のスケジュールは、人それぞれの障害の度合いや通院などのスタイルによって異なります。いくつかの例をご紹介します。

Aさんの場合

9:00 通所
10:00 朝礼・清掃
10:30〜12:00 マナーや仕事の仕方などを座学で学んだり、個別相談
12:00〜13:00 昼食・昼休憩
13:00〜16:00 現場実習
16:00〜17:00 事業所へ戻り帰宅準備・終礼
17:00 帰宅

比較的、みっちりとしたスケジュールがこちらのパターンです。
午前中は座学で、社会人としてのマナーや、職場で働く上でのルールを学びます。

午後からは、現場実習として農業など実際に働きたいと思っている職業を学びながら、体験することができる事業所もあります。

Bさんの場合

9:00 通院
11:00〜12:00 通所・準備・ビジネスマナートレーニング
12:00 昼食
13:00 パソコントレーニング
14:00 履歴書作成
15:00 終礼・帰宅

朝から通院があるパターンのスケジュールが、こちらのパターンです。11:00くらいからゆっくりと通所し、午前中はビジネスマナーのトレーニングをします。

その後、昼食・昼休憩を挟んで、午後からは仕事で必要となるパソコンのトレーニングをしたり、就職活動の時に必要となる履歴書の作成をしたりします。

こちらのスケジュールは、少し早めに15:00には終礼し帰宅するパターンです。事業所によって帰宅時間などは異なりますので、どの程度訓練したいかによって事業所選びの参考にするのがおすすめです。

通所時間の目安が9:00〜10:00、退所時間の目安が15:00〜17:00となっています。
まずはゆっくりとトレーニングがしたいという方なら、15:00までに終わる事業所なら比較的ゆったりと通うことができると思います。

就労移行支援一日のスケジュールまとめ

こちらの記事では、就労移行支援に実際に通った時に想定できるよくあるスケジュールについて、2パターンご紹介しました。

将来、実際に企業で働いたときのために、みっちりとしたスケジュールで訓練してみたい、どれだけ働けるか不安なので、ひとまずゆったりとしたスケジュールで活動してみたい、など人それぞれの考え方があるので自分の思いを整理して事業所選びに役立てま